独学で法律を勉強していると意外と多いのが法律用語の読み間違えです。
独学のデメリットの一つでもあります。
私も結構、読み間違えが多いです。
一時的な間違えというよりも間違った読み方ですでに認識しています。
ちなみに私は賃借人と賃貸人、この読み方も私の場合だと「ちんがりにん」、「ちんがしにん」という認識でしばらく勉強していました。
今考えればかなり恥ずかしいです。この辺の読み方は特に間違える人が多いみたいです。
大人になってからの言い間違いほど恥ずかしいものはありません。
さらに具体例を出すと質権です。
これもしばらく「しつけん」と読んでいました。
このように独学者であれば、読み間違いが多いというわけです。それはなぜか耳での学習が乏しいからです。
講義などを受けていてれば、講師がちゃんとした読み方で授業を進めてくれるので、当然、読み方も頭に残ってくるわけです。
ですが、独学はというと、参考書の字面で判断しなければいけません。誰も読み方なんて教えてくれません。ルビを振ってくれている親切な参考書もそうそうありません。
近くに訂正してくれる人がいなければ、ずっとそのまま、間違った状態で読まなければならないのです。
私もややしばらく勘違いしていました。
これで誰かに合って、賃貸借の話をしたりなんかしてたらと思うと赤面必須です。
言い間違いの一番、まずいところはなかなか指摘してくれる人が少ないという点です。みんな遠慮がちなのか、鼻毛出てることを指摘しないくらいに教えてくれません(笑)
こんな状態でさらに最悪なのは人に教えてしまうということです。例えば私が行政書士の家庭教師をやるとして、間違った読み方を教えてしまったとしたら、恥以外のなんでもありません。
以前、この最悪な状況を体験したことがあります。もちろん私自身ではありませんが、講師という立場でありながら、間違った読み方で講義をすすめている人がいました。
恥ずかしい・・・・。
自分に置き換えたら、赤面もんです。
ところで、行政書士試験の得点に読み間違いは影響するのでしょうか?
予想通りだと思いますが、特に影響はしません。極端な話、読み方なんてどうでもいいのです。
読み方がどうでもいいというのはマークシート式と記述式の出題形式だからです。口述試験がない行政書士試験では特に読み間違いが問題となることはないでしょう。
ただ、唯一問題となる可能性があるのが、記述式です。
記述式で漢字を忘れて、ひらがなで書くときです。
記述式の採点方法は公表もされずに謎ですが、おそらく過度のひらがなの多用は減点になるかもしれません。
そして、間違った読み方も減点になるような気がします。
私の例でいうと「質権」の漢字を忘れて、ひらがなで「しつけん」と書いてしまった場合です。
たぶん減点になると思います。最悪な場合、質権のことを書こうとしていること自体を受け取ってもらえない可能性があります。
そうなるとかなりの減点になることは間違いないでしょう。
以上のことから、記述式では出題範囲となる、民法と行政法の漢字を書けるようにしておくことが第一に考えること、そして、正しい読み方もマスターしておくことが大事だと思います。