行政書士試験の申込もあとわずかとなりました。
これから、挑戦しようと決意する人もそうそういないと思います。
また、これまで勉強はしてきたけど、今後はなかなか勉強時間が取れそうもないという人は、諦めることも、私はある意味、勇敢な決断だと思います。
フリマアプリには試験テキストがいっぱい??
ところで、私はよくフリマアプリを見ることがあります。そこで気付いたことが一つ。それは行政書士試験の申し込み期間中のこの時期はメルカリ市場には新古品の参考書や問題集などさまざまな行政書士関連の本が出品されているということです。
たいてい、商品説明欄には「勉強する時間がなく」とか「今年は断念します」だとかの理由が書かれています。すごい時には、定価の半値程度で出品されている時もあります。投げ売りみたいなものです。
まぁ、私たち受験生にとっては安く参考書や問題集が手に入るので、大変お得なことですが、売った人からしてみれば、どぶに金を捨てているようなもんです。
そして、さらに残念なのが基本書など一冊ではなく一式が出品されていることも多いということです。
さらには通信教育の教材一式までも出品されていることもあります。
少しでも安く手に入れたい方は探してみるといいかも知れません。
ただ8月からテキストを揃えて本格的な勉強スタートとなると専業の受験生で、一日10時間程度勉強できないと合格はかなり厳しいものになります。
なので購入するまえに、自分には一日中勉強できる立場なのかどうかよく考えてから決断しましょう。なぜならば、あなたも売主の二の前になる恐れがあるからです。
なぜ、このように8月は行政書士試験の中古参考書市場がにぎわうのか?
何でも形から入るタイプがいるから??
私が思うに、このようなことがあるからだと思います。
スポーツなど新しいことをする人の中にはこういうタイプの人がかならずいます。
それは
カッコから入るタイプの人です。
全部一式そろえてからやり始めるタイプの人です。正直、こういう人はあまり続かないことが多いような気がします。
それは人のお金の使い方なので、他人がとやかくいう権利はありませんが、もし行政書士試験の受験を考えている人ならば、最初から参考書や問題集など一式をそろえる必要はありません。
もちろん、通信教育のような仕組みであれば、一式揃えることを避けることは困難かと思いますが、独学のテキストに限っては私は一気に買い揃えない方が良いと思います。
なぜ、テキストを一気に購入しない方が良いのか?
理由は大きく2つあります。
まず一つはやる気がなくなる可能性があるということです。多くの参考書を買った後はそれは満足感に浸ることができるかもしれません。しかし勉強を進めていく内に、それらをすべて読み終える、やり遂げるまでの時間を考えると気の遠くなるような作業をしなければいけないことに気づくはずです。
問題集1冊にしたって、1日や2日では終わりません。基本書を読破するまでには下手したら1か月程度かかるかも知れません。その膨大さに気づいたときにやる気を失う可能性は十分にあります。
そして、もう一つの理由がもし、受験しなかったときは、損失が大きくなるからです。基本書から予想問題集までそろえるとなると軽く1万は超えます。受験をやめた時点で、ほとんどが無駄になってしまいます。
どの理由も十分考えられることです。
もしかすると、メルカリに新古本を出す人もそのような背景があるのかもしれません。
とにかく、基本書と一問一答の問題集を1冊ずつ買って様子を見るのが、個人的にはいいと思います。
そして、通信講座などを申し込む場合は、自分の本気度を確かめてからにしましょう。以外と見落としがちなのが、自分に勉強する時間があるのかどうかを確認するということです。
そうでないと、あなたもヤフオクやメルカリなど出品することになります(笑)