テキストを何度も読むと不思議と理解ができてくる、テキストは変えてはいけない理由

行政書士試験の勉強でも他の資格勉強、受験勉強でもテキストを読むことから始まると思います。少なくとも私はほとんどの勉強をそうやってきました。
これがお金持ちのおぼっちゃまだったら、家庭教師が来て十分な説明を受けながらとなったかもしれませんが、私は中流階級以下で育ったので、そんなことはありませんでした。

初めて、テキストを読んだとき、初見の知識ばかりで何のことを言っているのかわからないことがほとんどだと思います。はじめからすぅっと頭に知識が入り込んでくる人はまれだと思います。
ですが、2回目となるとどうでしょうか?一回目よりは断然に読みやすくなり知識としてすこしづつ理解しながら定着していきます。なんというか、一回目より余裕がでてくるのか、2回目より目につきやすくなり、滑らかに読むことができます。

何度も何度も読み返すうちに知識として明らかに定着していきます。
しかし、これが同じ内容の別の参考書だとどうなるでしょう?
内容は同じですが、言い回しが少し異なったりするだけでだいぶ違う印象を受けるはずです。まったく初見とまではいかないまでも、すぐに内容が入ってくる感じはしないでしょう。抵抗感なく受け入れられるようになるにはまた何度も読み返さなくてはなりません。

これがテキストを変えてはいけないとよく言われる理由だと私は思っています。慣れ親しんだテキストで、最後まで学習する。他のテキストに浮気しないという定番の学習法は間違っていないと思います。これが、同じ内容ではなく、さらに高度な知識がのっている参考書をもう一冊買うというなら話は別です。
たとえば、行政書士試験の入門用のテキストを買って、その後に基本書となる参考書を買うような場合です。これはなんら問題ありません。

自分が選んだテキストを疑わないで、最後までそのテキストを読み込んでいくこれがインプットするうえでもっとも大事なことだと思います。
アウトプットとなると逆にたくさんの問題にあたるといいでしょう。
各出版社、それぞれ違う出題の仕方がされるので、本試験を想定していろんな問題にあたるのはとても良いことです。