行政書士試験は本当に人気資格といえるのか?他7つの法律系資格と比較

行政書士試験は通信教育の資格ランキングの上位にランクインすることもあり、人気資格といったイメージが強いと思います。



果たして本当に人気資格なんでしょうか?

他の資格と比較してみましょう。どうせならば、まったく無関係な資格よりも法律系の資格と比較してみましょう。ちなみに人気資格だからといって稼げる資格とはならないので注意が必要です。とりあえず、受験者数・出願者数で人気を測ろうと思います。

法律系資格、7つの資格と比較してみる

法律系資格7つの受験者数・出願者数を調べた結果が以下となります。

・司法試験(予備試験)・・・・約1万3千人

・司法書士試験   ・・・・約2万人

・社労士試験    ・・・・約5万人

弁理士      ・・・・約4千人

法学検定全コース ・・・・約6千人

・ビジネス法務検定(年度)・・約4万人

宅建士試験    ・・・・約25万人

比較してみてわかったこと

と調べるとこのような結果になりました。特筆すべきなのが、弁理士の出願者数がかなり低いということです。そして、法学検定も以外と低いことがわかりました。弁理士に関しては理系の資格とも言えるため、試験自体の間口が狭いためともいえそうです。一方、法学検定は受験資格に制限がないのにこの受験者数の低さを見ると、認知度や単純に需要がないのかなと思います。私の中で、ビジネス法務検定と法学検定がごちゃになっています。実は。

ビジネス法務検定が以外に人気?なのに驚きました。やはり商工会議所のビジネス○○の資格はサラリーマン、社会人に強いのでしょうか。いわゆる今流行りの意識高い系のサラリーマンに人気なんでしょうか。

司法試験を筆頭とする難関資格は予想通り、受験者数がすくなかったです。一般の人からしてみれば、受けようとすら思わないのでしょう。宅建士試験は20万人越えと法律系資格の中では群を抜いてすごい人気ということでした。
人気の理由は転職のときに有利に働く点と、コスパの良さではないでしょうか?コスパというよりも勉強量に対してメリットがでかいということです。

肝心の行政書士試験はというと約4万人という数値が出ています。宅建士試験の5分の1程度の受験者数ということになります。

この数字を見ると、そこそこ人気資格といえると思います。ただ毎年、この受験者数は減少傾向にあります。カバチタレブームが風化したためでしょうか(笑)



でここで、上記の他の法律系の資格を比べてみると、あることに気づきます。

社会保険労務士試験は人気資格?

行政書士試験よりも社会保険労務士試験の受験者数が多いということです。これは、やはり社会保険労務士の方が人気ということだと思います。
社会保険労務士の受験資格は制限が一切ないというわけではなく、短大卒であったり、大学卒であったり学歴制限などがあります。行政書士試験合格者なども受験資格となります。つまり限られた人しか受験できない試験なのです。そんな中、5万人ということはそれだけ人気ということになります。

恐らく、行政書士試験と違って、誰でも受けれるわけではない試験のため、記念受験となるような生半可な気持ちで受験する人も少ないといえるでしょう。マグレ狙いの受験生もいないというわけです。

まとめると・・・行政書士試験は??

まとめると、行政書士試験は本当に人気資格といえると思います。士業内でも人気といえるでしょう。しかし、他の法律系資格も人気があるものはあります。
例えば、ビジネス法務検定、社会保険労務士試験は行政書士試験と同等、それ以上の人気を誇っている資格といえるでしょう。

おまけ・・他のマンモス級の人気資格!?

ちなみに、人気資格と言われているTOEICの出願者数は250万以上ともいわれています。英語系の資格は強いようです。もはやケタが違います。
という私は実はTOEICの受験経験はゼロです。
受験しようとも考えましたが、AIやらなんやらの出現でより高度な翻訳機が発売されるような気もするし、第一外国の人と話す機会もあまりないのも理由で受験するのをやめました。

確かに英語力があると転職の際にはものすごいアピールにはなると思います。その結果がこの出願者数・受験者数といえるのでしょう。

今回は他資格についても調べてみました。なんかの参考にしてください。ちなみに行政書士試験以外で私のオススメする資格はやはり社会保険労務士です。
ビジネス法務検定はただの偏見や先入観ですが、嫌いです。