受験する前から実は合否が決まっている!?行政書士試験を受験する前に考えるべきこと

実は大抵の方は、受験後の合格発表を待つまでもなく、受験前にすでに合否が決まっています。

なんてこと言うんだ!!未来は自分の努力次第で変わるはずだ!!という方もいると思います。ですが、あえて言わしてもらうと、本当に決まっています。努力だけではどうしようもない問題があるからです。

さて、いったいどういうことかと言いますと、ある方程式?で合否をある程度、占うことができます。その方程式?がコレ!!

行政書士合格までの平均勉強時間>受験日までの残り日数×一日に取れる勉強時間

この不等式なようなものでだいたいわかります。左辺が右辺より大きくならなければ合格は厳しいものになるでしょう。

では実際に当てはめてみましょう。例えば条件として受験日まで110日間しかなく、一日に2時間しか勉強が取れないとします。あと、行政書士試験合格までの勉強時間は1000時間と言われているので左辺にはその数字を入れてみます。

1000時間>110×2=220

ということで合格する可能性はかなり低いということがわかります。このように簡単に自分が合格する可能性があるのかがわかります。

おそらく自分で見通しを立ている人もいるとは思いますが、合格率が一桁というデータを見る限り、みなそういうことも考えずに無謀な挑戦をしているのでしょう。

ただ、上の合否を判断する不等式?ですが、個人差は一切考慮していないのであくまでも目安にしかなりません。

ですが、ある程度は指標にはなるかと思います。今から受験しようと思っている方もぜひ計算してみてください。勉強時間が100時間しか確保できないのであれば、よほど天才や子供ころから神童と呼ばれていたなど事情がない限り合格は厳しいと思います。例外として司法書士さんなら受かると思います。なぜなら、行政法だけ勉強すればいいからです。司法書士さんは商法・会社法、民法、憲法などは習得ずみだからです。

いくら自分にやる気があったとしても、毎日勉強できる上限時間というのは決まっています。つまり無理をしようと勉強時間には限界があるということです。寝る時間を勉強に充てるということはできることはできますが、寝る間を惜しんでとなると体にも良くないですし、第一あまり質のよい勉強とは言えません。

大事なのは、受験する前に自分がどのくらい勉強時間が取れるか把握することです。

これを怠ると無謀なチャレンジとなってしまいます。受験料返せ状態です。記念受験となってしまいます。
当然ですが、受験料は戻りません。まさに時間の無駄だったということになります。また次年度に再チャレンジすればまだましですが、その年の一回きりで受験をやめるとなると本当の時間の無駄です。

受験前に本当に自分は受かる可能性はあるのか、その自己診断も行政書士試験合格への第一歩といえるでしょう。

これから受験しようと思う方は、自分が取れる一日の勉強時間と試験までの残りの日数をかけてください。そして、法学部や司法書士でもなくて、300時間以下なら厳しいと思った方が良いでしょう。