中卒でも取れる国家資格の一つ、それが行政書士試験!!

誰でも受験できる?中卒でも受けれる

ご存知の通り、行政書士試験は誰でも受験できる国家資格です。

中卒であろうと高卒であろうと行政書士になることができる資格です。ここまで平等なのは選挙ぐらいではないでしょうか。行政書士試験は誰でもある意味一発逆転できる資格といえると思います。

ただ、行政書士として成功するには合格後の営業力とかも成功の大きなカギとなってくるとは思いますので、誰しも人生一発逆転できるわけではありません。ですが、チャンスとなることは間違いないと思います。




学歴なんて関係ない!!と言いたいが・・・

タイトルには「中卒でも」とか書いてしまいましたが、別に中卒をバカにしているわけではありません。

私の知人や同僚の中にも中卒の方で素晴らしい方がたくさんいます。中卒でもIQが高い人だって多いと思います。ただ勉強をする機会が高卒の方や大卒の方よりも少なかっただけです。中には時代的な背景で中卒の方もいると思いますし、金銭的な背景で高校に行けなかった人もいるでしょう。そういった方もいるという中で最終学歴で判断するのもどうかと思います。

ですが、世間はやはり学歴主義というのが色濃く残っています。最近はそういうのも少しなくなってきてはいるのでしょうが、まだまだ残っています。

出世一つとっても、確かに中卒と大卒ではある種の差ができてしまうのだと思います。それは確かに、知識の差だけで言えば、明らかに大卒の方が多いに決まっています。これが不公平というのか、学歴というものさしで区別しただけといえるのかはわかりませんが。世間的にはこのように最終学歴も人物評価していくうえで重要な判断材料となっていくでしょう。差別では決してありません。正当な評価だと思います。

行政書士試験には学歴制限がない

それとは反対に行政書士試験は中卒であろうが大卒であろうが合格さえすれば、同じ行政書士となれるチャンスが平等に与えられます。

学歴の関係ない世界です。

そこが行政書士試験の最大の魅力であると思います。

しかし、いくら受験資格の要件がなく間口の広い試験だとしても、中卒の方と大卒の方のどっちが有利かというとやはり大卒に軍配が上がります。

なぜかというと、行政書士試験には実質的な学歴要件である、「一般知識」があるからです。さらにこれに足キリがあるので、厄介です。

つまり、中卒の方が行政書士試験で合格するには高卒レベルに達するまでの勉強が必要ということになります。何も全科目する必要はありませんが、社会・政治・経済、この3つは高卒レベルまで達する必要があると私は思います。これが中卒であることのネックと言えます。

ですが、換言するとこれさえクリアできれば、合格する可能性がかなり上がります。

法令科目に関してで言えば、内容自体は高卒であろうと大卒であろうと初めて触れるものなので、はっきり言ってスタートラインはほぼ一緒です。多少の語彙力や読解力の差などはあるでしょうが、大差というほどのものはありません。

これが、民法や会社法などが高校の必修科目であったら言うまでもなく学歴で差が出てきてしまいますが、私の学生時代の記憶も含めてこれらは習った記憶がないので、法令科目には学歴差はさほどないといえるでしょう。

以上のことから、中卒の方が力を入れなければいけない科目はずばり一般知識です。これが、学歴の関係ない行政書士試験における、高卒や大卒のハンディキャップとなるのです。この溝を埋めない限り、合格は遠のいていくのです。

参考リンク:学歴がない人、勉強から年月が経過している人の戦略と勉強法

中卒だからといって、行政書士試験を諦める必要は一切ありませんが、かなり努力するそれだけは覚悟しましょう。

行政書士試験、合格の学習時間の目安として上げられている1000時間の勉強時間も、もしかしたら中卒の人には当てにならず、それ以上の勉強が必要かもしれません。高卒の人や大卒の人は中学校卒業後も勉強した分を中卒の人は理由はどうであれ、勉強していなかったわけですから、その差を埋めなければなりません。そうなると相当の努力が必要です。

それでも、行政書士試験は最終学歴に関係なく、受験できるわけですから、この好機に挑戦しない理由はないと私は思っています。

学歴要件がない資格ほど平等なものはないと思っています。勉強という努力ひとつで一発逆転ができるのですから。司法書士試験もしかりです。

それが行政書士試験もそうですが、受験資格の要件がいらない資格試験の最大の魅力です。このことを考えると、まだまだ世の中も捨てたもんじゃないなぁと思ってしまいます。