行政書士試験ですが、巷の合格体験記ブログを見ると、高得点で合格したというブログが圧倒的に多いです。
ある意味、私が管理するこのブログは世間とは逆をいっているわけですが、余裕で合格するのとギリギリで合格するのいったいどっちがいいのでしょうか?
はっきり言います。余裕で合格する方が精神的にいいですし、後々のことを考えてもいいです。
しかし、あえてギリギリで合格するのも私的には全然ありだと思います。なぜならば、行政書士試験の内容というのは、実務とかけ離れているからです。
かならずしも行政書士試験の結果が実務の能力とは限らないからです。
こう考えると行政書士試験に合格するのは行政書士として業務するための手段にしかすぎません。ならば、ハードルを下げて合格してもいいのではないかと思います。
というのが私の考えです。
誰もが、ぎりぎりで行政書士試験に合格しろというわけではありません。ぎりぎり合格を勧める人はこんな人達です。
・どうしても行政書士になりたい人
・最短で合格したい人
・行政書士試験以上の法律資格を目指さない人
・勉強時間に限りがある人
上記の事柄に当てはまる人は合格基準点ギリギリを狙うことをオススメします。狙うというよりも必然的にそうなるかと思います。特に勉強時間に限りのある人なんかは余裕で合格とはいかないでしょう。
余裕で合格しようがギリギリで合格しようが与えられる資格は同じです。
そのことは忘れないようにしましょう。では、なぜ多くの人が高得点の余裕で合格を目指すのか。それはもう自己満足に他ならないと思います。
もしかしたら、別の上級資格を取るという意向があったために、高得点になったというケースもあるのかもしれません。
とにかく、大事なのはギリギリでも合格基準点を上回り、合格すること。これが大事です。合格しなければ、それまでの苦労は水の泡です。
さて、話はすこしそれてしまいますが、当ブログはギリギリで合格を勧めています。仮に「行政書士 勉強法」という検索ワードで検索したとします。
検索結果の1ページ目に、「ギリギリで合格した私の勉強法」というブログと「余裕で合格した勉強法」というブログがあったとします。どちらのブログをクリックしてみるかということです。
当然、「余裕で合格した勉強法」ですよね。
悲しかな、これが当ブログのアクセス数が伸び悩む原因でもあります。というわけで、もし合格後、受験生に向けて合格体験ブログを書く予定があるならば高得点で余裕に合格した方がいいでしょう。このように合格後の展望にもよるのです。
当ブログの訪問者のターゲットはずばり、私のように少し怠け者のような受験生です。最小限の力で結果を残したい人向けに記事を書いています。
もちろん、真面目に一生懸命勉強する人にも多少は有益な情報にはなるとは思いますが、なんせ「商法・会社法はほぼ捨てろ」とか書いているぐらいですから好きこのまれることはないと思います。
当たり前ですが、余裕で合格したい人はすごく勉強すればいいですし、ギリギリで合格したい人は戦略を練って、最小限の力で勉強すればいいだけです。ただ共通するのは勉強は最低限しなければいけないということです。
今回、当ブログの愚痴なども少し含んでしまいました(笑)