民法コンメンタール、行政書士試験合格に必要か?

こんにちわ。司法書士試験受験に向けて本格的に民法の勉強がしたく、とうとう買ってしまいました。

何を買ったかというとコレです。

我妻・有泉コンメンタール民法 第4版 総則・物権・債権

民法コンメンタールって!?

民法の総則から債権まで、財産権の全条文が詳しく解説されている辞書みたいな本です。

その分厚さもさることながら、値段もかなり高額です。定価8000円ほどします。

以前から興味があり、気にはなっていたんですが、あまりにも高額のため断念していました。ですが、今回思い切って購入してみました。中古の古い版の物ですが。

民法は大改正は最近ないので、そこまで支障ないだろうとケチりました。リンクは第4版で現在2017年6月11日においては最新です。

結果、買って正解です。より深い条文知識が吸収できます。

まだ全部は読んでいませんが、気になる条文や理解しづらい条文については読みました。

この民法コメンタールという本は1400ページ以上からなるので全部読むとなると、軽く1週間以上かかりそうです。そのため、今のところは難しい条文中心に読んだり、辞書的に使い方をしています。

辞書的な使い方のままでも、重宝しそうです。

なかなか、条文だけではわからないことが多いので、大変助かります。

機会があればぜひ読破してみたいと思います。ものすごいページ数なので、読破するにはかなりの精神力がいりそうですが。

内容はむずかしいことは難しいです。

たまに解説を読んでも理解できない部分もありました。

ですが、未知の知識を学習する際にそういうのはつきものです。何度何度も読んで理解していきたいと思います。最初は理解できなかったものが何度か読みこんでいくうちに理解できるようになることはよくあることです。

 

民法コンメンタールは行政書士試験に必要!?買っとくべき!?

さて、この偉大な民法コンメンタールですが行政書士試験の民法対策に必要か否かです。

断言します。100%必要ありません。

司法書士試験とか受験予定ならば、一冊あっても損はないかもしれませんが、行政書士試験レベルならば必要はまったくありません。

無理して高額な民法コンメンタールはそろえる必要はありません。理解しづらい条文があれば、ネットで調べれば済むことです。

コンメンタールの情報はかなり膨大になります。

必要な情報以外も出てきます。行政書士試験に必要のない情報までできてます。それでは効率的な学習とは言えません。

以前、このブログでも書かせていただきましたが、行政書士試験を受験するならば、行政書士試験で求められる知識のみを学習すればいいんです。それ以上の知識は必要ありません。

一般のテキストは行政書士試験の過去問などをもとに、行政書士試験に必要な知識をピックアップして書かれています。

テキストが最も、効率的で無駄をそぎ落とした編集がされているはずです。

基本的には行政書士試験専門のテキストがあれば十分なんです。

このことは、効率的に行政書士試験の勉強するうえで大事なことなので、覚えておいてください。民法に限らず、憲法や地方自治法などにも同じことが言えます。

必要以上のことはやらない。これが合理的に行政書士試験に合格する常套手段であり、王道の勉強方法なのです。

ちなみに民法コンメンタールはとても素晴らしい本です。