こんにちわ。今回は行政書士試験の過去問で見られる変わり種の問題について書きたいと思います。
変わり種の問題って?
初学者にしてみれば、なんのことかさっぱりわからないと思います。まず、行政書士試験のスタンダードの問題とはどんな問題なんでしょうか?
基本的には、正誤問題です。
「正しいものはどれか?一つ選びなさい」、「誤っているものはどれか?一つ選びなさい」
と試験全体の8割~9割がこのパターンです。いたってシンプルです。これがスタンダードな問題です。他の問題はというと、個数問題です。
個数問題は何問です。正解の選択肢は何個あるか?という問われ方をします。つまり全部の選択肢の正誤を判断しないといけないことになります。難易度の高い出題形式です。正解するには正確な知識が必要になります。消去法や2択までしぼったうえでの勘というわけにもいきません。非常にやっかいな出題形式です。
そしてもう一つは組み合わせ問題です。これは「次の正解の選択肢の組み合わせはどれか?」という出題のされ方です。特に難しいこともないかと思います。ふつうの正誤判断よりは難しいと思いますが、個数問題はより楽かと思います。
このように行政書士試験の出題のされ方はだいたいこのパターンになるかと思います。
内容的な意味での変わり種の出題のされ方でいえば、教授と学生の会話形式での出題のされ方というのがあります。
なんだそれ?と思った方も多いと思います。
例えば、こんな感じです。
教授:「今日は時効のついて考えてみよう」
学生A:「教授、実は時効についての知識があいまいなんですが。」
教授:「では、時効とはどんなものか復習してみることにしよう」
まぁ、こんな感じの問題となります。そして、会話の中の間違っている部分などを答えさせるような出題のされ方となります。
ぶっちゃけのこの会話式の問題、意外と簡単のことが多いのですが、普段見慣れない出題形式のため、難しい問題と先入観をもってしまうことが多いと思います。私もその一人で、はじめのうちはすごい苦手でした。何となく、分量も紙面上のスペースも多いし、すごい問題なんだなという先入観がすごかったです。ですが、問題を読み進めていくと案外基本的なことが問われていたりします。
こういった問題は慣れるにつきます。
以上、今回は行政書士試験の出題のされ方について書いてみました。参考になれば幸いです。