行政書士試験の過去6年分の本試験の問題、記述式を見直してみた!

行政書士試験、過去の本試験の記述式の問題を6年分さかのぼって見直してみました。自分でも試しに解答をしながら見直してみましたが、合格後数年経過しても意外と正解していました。

まず見直してみてわかったことはまったく同じ問題が出ていないということです。同じ範囲ですらありません。5,6年前は易しいと感じる問題が多かったですが、最近は難化している印象です。

難化というよりもマニアックな問題が出題されている印象です。ここ数年、民法の記述式の出題を見ると、債権や物件、総則などから1問、家族法から1問という傾向にあります。今年度の平成29年度の試験ではどうなるかわかりませんが、その可能性が高いかもしれません。

これは私のまったく勝手な想像にすぎませんが、今後過去に出題された記述式も出題されるような気がします。もちろん、過去問をそのまま、一語一句変えずに出されることはないとおもいますが、範囲としては十分あり得ると思います。

なぜなら、いい加減、ネタが切れるような気がするからです。

ここ数年はだから今まであまり記述式では出題されてこなかった家族法が出されているのだと思います。そんな気がしてなりません。

過去6年、同じ問題、範囲が続いていないということは2017年度の試験も同様なことが想像できます。ということは過去問はやっても無駄ということになります。

記述式にいたっては特に過去問よりも専門の予想問題集をやるのが得策のような気がします。

といっても、私が見直した限りではそうそう、難問という問題も出されていない気がします。どれも基本的な問題ばっかりです。特に行政法に限っては簡単とも言ええる問題も多いです。民法の家族法でマニアックな問題が出されているだけのような気がします。マニアックに感じるだけかも知れません。
なぜかというとたいていの受験生は家族法は、総則や債権なんかの主要な範囲よりも手薄になりやすい範囲だからです。私自身もあまり家族法は勉強していませんでした。択一で一問くらいだろうという認識だったからです。

記述式の配点が20点ということを鑑みれば、家族法もあながち軽視してはいけないということになります。民法はまんべんなくやらなければいけない科目ということになります。

行政法の記述式は絶対落としてはいけない1問だと思って下さい。これほど基本的な知識を問われているわけです。行政書士試験の中ではラッキー問題だと思ってください。

最後に行政書士試験の新試験制度に代わってから10年がたちました。記述式という新たな問題が増え、より法律知識が必要とされるようになりました。この記述式は行政書士試験で最も高配点の問題です。ですが、しっかりとした知識があり、漢字も間違えずに正しい文章を作れば20点ももらえます。中にはこの作文がいやで、記述式が苦手というかたもいるかもしれません。でも、そこさえクリアすればいいだけです。考え方によってはむしろ、チャンス問題なのかもしれません。